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クレーメルとツィマーマンとそのアンコール [何でもありでやんす]

昨日、クレーメルとツィマーマンの「世紀のデュオ」をみなとみらいホールで拝聴してまいりやした。

ツィマーマンが大変ソフトなタッチでお弾きになっているかと思えば、主張するところは主張していて、クレーメルのあの微妙な高音を生かしておりました。

満腹、満腹。

ところで、皆さんは終演後に、アンコールの曲名チェックをなさっているでござんしょうか?

あっし、かなりクレーメルオタクになりつつあり、1曲目のアンコールがユーモアたっぷりなカンチェリの曲で聞いた事があったのでござんすよ。
しっかし、人ごみの中でみつけ掲示されていた、アンコールの曲名が「ラグ・ギドン・ハイム」でざんした。ハイムはドイツ語で家をさすでござんすよ。

これは違う!そうそう、確か「ラグ・ギドン・タイム」のはず。散々悩んだ嘆く、ホール係員に「アンコール曲名が間違っていますよ、ハイムじゃなくてタイムですよ。」と伝えてその場を去ったでござる。

それでも心配でうちへけぇりやして、CDで再確認。やっぱり、タイムでござんすよ、皆さん。

尚、ラグ・ギドン・タイムが聴けるのはこちらのCDでござんす↓

ル・シネマ ~フィルム・ミュージック

ル・シネマ ~フィルム・ミュージック

  • アーティスト: ロータ, チャップリン, ドゥナエフスキー, ピアソラ, 武満徹, デシャトニコフ, ショスタコーヴィチ, ミヨー, ベルリン・ドイツ交響楽団, クレーメル(ギドン), マイセンベルク(オレグ)
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1998/03/25
  • メディア: CD



2007-11-19 16:07  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(7) 
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長谷川陽子 バッハ無伴奏@HAKUJUホール うるうる [ゲスト]

以前、東京ヴィヴァルディ合奏団でゲストとして出ていらっしゃた長谷川陽子さん。

シューベルトのアルペジョーネ・ソナタでとても良い刺激を受けやして、バッハ・コダーイの無伴奏を聴きました。
それに更に刺激を受けやして、全身針のむしろでございやす(-_/-;)

バッハ/無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007~1012

バッハ/無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007~1012

  • アーティスト: 長谷川陽子, バッハ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/11/20
  • メディア: CD

そんな長谷川陽子のバッハ無伴奏組曲全曲プログラムに、行かないわけには参りやせんでした。
二週連続に渡って行われるでやんすよ。

会場のHAKUJUホールは健康食品会社のオーナー(?)が道楽で作ったホールってぇ噂でございやす。
リクライニングシートなど新しい試みを挑戦してらっしゃるホールでございやすが、今回度肝を抜かれてしまいやしたのは、開演ベルの後、客席も照明も落とされ、何が始まるのだ???と疑問に思っているところ、なんとステージ奥の反響板に映画の予告よろしく、次々にコンサート情報が映し出されたでござんすよ!

こんな宣伝方法もあったのか!とあっしは、目から鱗が1枚どころか10枚ほど落ちてしまいやしたよ。(-\_-;)

その予告も無事終了しやして、長谷川陽子さんご登場でござんす。

白の上品なまるでウエディングのようなお姿でありやす。
しかし!演奏はパワフル!CDよりもダイナミックスの違いがはっきりし、タメも素晴しくいい塩梅でございました。

演目は1番・3番・5番 でしたが、アンコールに「来週の予習」(本人談)ということで4番・6番・1番を弾いてくださり、あっしははち切れんかりに満腹でございました・・・

来週が楽しみでございまする。


2007-11-09 15:12  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 
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バッハのピアノコンチェルト by グールド [演奏会予習・復習]

昨日11月3日の東京ヴィヴァルディ合奏団 復習をひとつおとどけしやす。

鬼才と冠のつくかたは大抵大好きなあっしでござんすが、グレン・グールドは別格でございやす。
先日ついに発売されもうした、オリジナルLP紙ジャケコンプリート80枚(!)組みCDを購入してしまいやした・・・
生誕75周年でございやして、発売されたようでございますが、この企画をした方はえらい!
誰が80枚も買うか?あっしでございやすよ。(-_/-;)

Complete Original Jacket Collection [Box Set] [Limited Edition] [United Kingdom]

Complete Original Jacket Collection [Box Set] [Limited Edition] [United Kingdom]

  • アーティスト: Glenn Gould
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2007/09/25
  • メディア: CD

前から気に入ったものだけ購入をしてはいたのですが、オリジナル紙ジャケ全集(以前バッハ全集はありもうした)がでたからには買わずにはおられません!断腸の思い出で、でも即効に買ってしまい申した。

我が家には、グールドのポスターに写真集までございます。ミーハーなのでございまする。
この方のすごいところは、一音一音がはっきりとしていて、決して転ばないのでございます。バッハではそれが特に際立っているように思やす。そして忘れちゃいけねぇ、ハミング。これがまた楽しそうなのでございます。
夏場にコートと手袋をして歩くこの鬼才は、度肝を抜くモーツァルトのトルコ行進曲を弾いていたりたりしますが、本当に行進中の軍隊の足音のように聞こえるのでございます。

その解釈はその変人ぶりから起因するところも多いのではないかと思います。足を組んで演奏したり、猫背で父上特製超低いピアノ椅子を持ち歩いたりなんてのはとても有名なエピソードでございます。

最後のレコーディングで用いられたピアノがこちらでお聞きになれます。

そして本題の次回東京ヴィヴァルディ合奏団の演目バッハのピアノ協奏曲第1番でございます。

バッハ:ピアノ協奏曲第1番/ベ

バッハ:ピアノ協奏曲第1番/ベ

  • アーティスト: グールド(グレン), バッハ, ベートーヴェン, バーンスタイン(レナード), コロンビア交響楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: CD

冒頭のユニゾンからまさにグールド。
オケとグールドの息もあい、バーンスタイン様さすがでございます。

素晴らしい。皆様も一度お聞きなされ。


2007-11-04 00:57  nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(1) 
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マイスキー君臨 [何でもありでやんす]

土曜日にミッシャ・マイスキーの60歳記念コンサート サントリーホールに行ってまいりやした。

今回は娘のリリィ・マイスキーのピアノ伴奏での演奏会でございやした。

興味津々っだったのが、ステージ衣装。リリィ殿は若干ベリーダンサー系の黒のドレス。そしてミッシャ殿は、イッセイミヤケを愛用しているおられるのは聞いておりましたものの、やはり着てきてくれました。(楠田枝里子、美輪明宏、マイスキーはあっしが知る3大ミヤケストでござる。)親子してなかなか強烈な個性を発揮しておられる。

さて、肝心の演奏でござるが、なかなかによい演奏会でござった。

リリィの伴奏は、ちょいと予想外だったのが、ミッシャとガチンコ勝負!なんて事はなく、実に柔軟な、チェロを生かす演奏でござったよ。

そしてミッシャは、ロシアプロが相性よく、特にショスタコーヴィチのチェロソナタ二短調 作品40が素晴しかったでござる。あっしの勉強不足でござるかもしれませぬが、実に技巧的なパッセージが美しく、迫力のある演奏でござった。意外でございました。


アンコールの曲でピアノの譜面がめくれかえってしまい、リリィが困っているのをすかさずミッシャは気がつき、弓で譜面を押さえてあげておりました。さすが親子よのぉ。涙(結局、まためくれかえって、リリィが直しておりましたが。)

最後は、スタンディングオベーイションで終わり、めでたしめでたし、でございやした。

CD・DVD・グッズを購入するとサイン会に参加できると聞いて、マイスキー、クレーメル、バーンスタインの「三つ巴」(←ジャケットの評まま)のブラームス/ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲DVDを買い求めやしたが、

Violin Cto / Double Cto: Brahms 3 (Sub Ac3 Dol)

Violin Cto / Double Cto: Brahms 3 (Sub Ac3 Dol)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2007/10/09
  • メディア: DVD


あっし何を隠そう、チェロ入門中の身でございやす。にもかかわらず、大興奮して地団駄まで踏み鳴らして感極まったのがVnギドン・クレーメルにサインを貰った時。

それでも今回はそれに次ぐ興奮振りでございました。
しかし、気合の入り方が上には上の方がおりまして、水色のチェロケースにサインをもらっておった男の子がおりました。君は偉い!あの台風の風雨のなかをケース背負ってきた君に惜しみない拍手を送ろう!

ちょいとかわった趣味のグッズ、こちらでその実物と、サイン会でミッシャ殿がTシャツ黒版を着ているのがわずかに見えるお写真がご覧になれるでござるよ。

さて11月3日はついに東京ヴィヴァルディ合奏団の演奏会でございやす。
次回は、また予習編を。


2007-10-29 16:52  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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Pit Orchestraも芸達者でござるな! [何でもありでやんす]

先日松尾スズキ演出の「キャバレー」を観劇しやした。

阿部サダヲの紅白の乗りそのまま観客にからんだり、絶妙な間のせりふに天井を突き破る勢いのハイテンションぶり。松雪泰子のフォッシーばりの椅子ダンスに意外とうまかった歌。奇抜なデザインの衣装。存在感抜群の大家さん。そして、松尾スズキご本人が休憩のアナウンスをしたり、カーテンコールに登場したりでハプニング的な面白さも堪能してまいりやした。

この「キャバレー」、舞台中央の2階で、ブロードウェイ版と同様、キット・カットクラブのクラブバンドを実際の演奏者達が、ランジェリー風衣装でパフォーマンスをするでござるよ。コンダクターはフルート、サックスと3種類以上の楽器の持ち替えをしたりですごい技でござる。

MCが、「集めるのが大変だったんですよ」と申しておりやしたが、そりゃそうでござんしょ。あの衣装を着て、パフォーマンスができる上に演奏の腕も要求されるのでござる。

Cabaret: The New Broadway Cast Recording (1998 Broadway Revival)

Cabaret: The New Broadway Cast Recording (1998 Broadway Revival)

  • アーティスト: Original Broadway Cast Recording
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD


フォッシー監督の映画版キャバレー↓

キャバレー

キャバレー

  • 出版社/メーカー: 日本ビクター
  • 発売日: 2002/09/27
  • メディア: DVD


そういえば、リバイバル版「シカゴ」では、5人囃子の雛人形よろしくバンドはステージの中央に陣取り、俳優と指揮者が劇中に会話を交わしたり、演奏者も舞台の一部となっておりまする。

Chicago: The Musical (1996 Broadway Revival Cast)

Chicago: The Musical (1996 Broadway Revival Cast)

  • アーティスト: Original Cast Recording
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1997/01/28
  • メディア: CD

そんなミュージカルのミュージシャンを主役にしてしまったのがミュージカルが、三谷幸喜のオケピ!

オケピ!

オケピ!

  • 作者: 三谷 幸喜
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本

ミュージカルでは音楽はもちろん、ミュージシャンも主役になりうるのでございます。ぜひ皆様もご覧あれ。


2007-10-17 16:13  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(219) 
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